愛知県岡崎市の東部、豊川市との境界に位置する雨山エリアは、戦国時代の歴史と現代の土木技術、そして豊かな自然が見事に調和した、知る人ぞ知る観光スポットです。今回は、雨山ダムと雨山城跡を中心に、この地域の魅力を徹底的にご紹介します。
雨山ダムの魅力 – 現代土木技術と自然の融合

雨山ダムの基本情報
雨山ダムは、一級河川「矢作川」水系の雨山川に建設された多目的ダムで、1995年(平成7年)に竣工しました。正式な建設期間は平成4年(1992年)7月のダム本体工事着手から平成9年(1997年)の完成まで、総事業費約38億円をかけて実施されました。ダム湖名は「三和湖」と名付けられ、地域の憩いの場として親しまれています。
ダムの諸元:
- 型式: 重力式コンクリートダム
- 堤高: 21.5m
- 堤頂長: 160m
- 堤体積: 23,600㎥
- 所在地: 〒444-3603 愛知県岡崎市雨山町
ダムの三つの重要な役割

雨山ダムには、地域社会を支える三つの重要な目的があります。
1. 洪水調節(治水) 雨山川流域の水害を防ぐため、大雨時には一時的に水を貯留し、下流への流量を調整します。近年の気候変動により集中豪雨が増加する中、この機能はますます重要になっています。
2. 河川維持用水の供給 雨山川の流れを豊かに保つため、渇水期にもダムから適切な量の水を放流します。これにより、川の生態系を守り、下流域の農業用水や生活用水を安定的に確保しています。
3. 水道用水の供給 岡崎市および周辺地域への水道用水を供給する重要な水源の一つとなっています。矢作川水系の上流部に位置するため、水質も良好で、住民の生活を支えています。
没知ひいろ見学に行った2026年2月は例年に比べ降水量が極端に少なく渇水状態となっていました。
岡崎浄水場から給水車が水を入れに来ているのを見かけました。
ダムの見どころと楽しみ方


雨山ダムの魅力は、その機能性だけではありません。緑豊かな自然に囲まれた静かな環境は、都会の喧騒から離れて心を癒すのに最適な場所です。
ダムの堤体から見下ろす三和湖の景色は、特に朝の光の中で美しく輝きます。早朝訪問がおすすめです。
ダム堤体の迫力 堤高21.5mという規模は、全国のダムの中では比較的小規模ですが、間近で見るとその迫力は十分に感じられます。重力式コンクリートダムの特徴である安定した三角形の断面構造は、工学的な美しさを持っています。ダムの上から見下ろす景色も素晴らしく、貯水池の静かな水面と周囲の山々が織りなす風景は、写真撮影スポットとしても人気です。
三和湖の四季折々の表情 ダム湖である三和湖は、季節によって異なる表情を見せてくれます。春には周囲の山々に新緑が萌え、夏には深い緑に包まれ、秋には紅葉が湖面に映り込み、冬には静寂に包まれた幻想的な風景が広がります。
バードウォッチングと野生生物観察 雨山ダム周辺は、豊かな自然環境が残されており、様々な野鳥や小動物を観察することができます。早朝や夕暮れ時には、特に野生生物の活動が活発になるため、自然観察が好きな方にはおすすめの時間帯です。
アクセスと施設 雨山ダムは年中無人で公開されており、自由に見学することができます。公衆トイレ前には駐車場があり、車でのアクセスも便利です。新東名高速道路「岡崎東IC」から約17km、車で30分程度の距離に位置しています。
施設は無人管理のため、売店などはありませんが、その分、静かで落ち着いた雰囲気を楽しむことができます。訪れる際は、飲み物や軽食を持参することをおすすめします。


雨山ダムにはトイレがありますが、一部のトイレは冬季は凍結漏水防止のため使えなくなっています。
11月~3月くらいに行く場合は注意してください。
雨山ダムのダムカードを手に入れよう


雨山ダムのダムカードをもらる場所は2か所です。
※雨山ダムでの配布は行っていませんので、ご注意ください。
| 配布開始日 | 2025年11月20日(木曜日) |
| 配布場所・時間 | 西三河建設事務所 維持管理課 9時30分~12時、13時~16時30分 (平日のみ。年末年始は配布を行いません。) |
| 配布開始日 | 2025年11月20日(木曜日) |
| 配布場所・時間 | 道の駅藤川宿(きらり岡崎コーナー) 9時~18時 年中無休 |



ダムカードをもらいに行くと、「ダムの写真をみせてください」と言われるので、写真を用意してからもらいにいくのがおすすめです。


雨山城と戦国時代の歴史 – 織田と今川が争った境目の城
雨山城址の現状と見どころ


現在、雨山城址には明確な遺構は残されていませんが、城址の場所には案内板が設置されています。
城址への訪問
雨山城址へは、雨山ダムの駐車場から登山道を利用してアクセスできます。登山道は比較的よく整備されており、歴史に思いを馳せながら山道を歩くことができます。途中、戦国時代の砦跡や合戦に関連する場所を示す案内板が設置されています。
城址周辺からは、三河の平野部や岡崎市街地を見渡すことができ、当時の城主たちがこの場所から眺めた景色を想像することができます。戦国時代、この高台から敵の動きを監視し、防衛の戦略を立てていたことでしょう。





道の途中には動物を捕まえるための罠も設置されています。
歴史ロマンを感じる場所
雨山城址を訪れる最大の魅力は、何といっても歴史ロマンを感じられることです。現代では静かな山の中ですが、約460年前にはここで激しい戦いが繰り広げられ、多くの武将たちが命を賭けて戦いました。
案内板に記された歴史を読みながら、当時の人々の生き様に思いを馳せると、歴史が単なる知識ではなく、生き生きとした物語として感じられるはずです。


雨山城の歴史的背景
雨山城は、戦国時代に三河国額田郡雨山(現在の愛知県岡崎市雨山町)に築かれた山城です。標高362.371m、比高100mの位置に築かれたこの城は、阿知波氏(あちわし)によって治められていました。
築城と城主の変遷
城の築城は1506年(永正3年)頃、阿知波九三定助(あちわくぞうさだすけ)によって行われたとされています。阿知波氏は、もともと三河国に勢力を持つ地方豪族で、この地域の重要な拠点として雨山城を築きました。
その後、城は阿知波氏から奥平氏へと引き継がれ、戦国時代の激動の中で重要な役割を果たすことになります。城は1590年(天正18年)頃に廃城となったと考えられており、現在は岡崎市指定史跡「雨山砦跡及び雨山合戦地」として保護されています。
運命を分けた「雨山合戦」


雨山城の名を歴史に刻んだのが、1556年(弘治2年)に起こった「雨山合戦」です。この戦いは、織田信長と今川義元という二大勢力の狭間で繰り広げられた、まさに戦国時代を象徴する合戦でした。



雨山城登山口の近くに「雨山合戦跡」の石碑が建てられています。
近くに駐車場はないので、雨山ダムに車を停めて歩いて見に行くのをおすすめします。
合戦の背景
当時、三河国は今川氏の支配下にありましたが、西から織田氏の勢力が徐々に拡大していました。雨山城主の阿知波修理定直(あちわしゅりさだなお)は、今川義元に叛いて織田方に寝返るという大胆な決断を下します。
この裏切りに激怒した今川義元は、東三河の諸将に討伐を命じました。伊奈城の本多忠俊、二連木城の戸田宣光、野田城の菅沼織部正定村などが今川方として参戦し、雨山城を攻撃することになりました。
壮絶な戦い
1556年8月4日、今川方の大軍が雨山城に押し寄せました。阿知波定直は、作手の奥平貞勝を後ろ楯にして織田方に属していましたが、圧倒的な兵力差に直面しました。
特に注目すべきは、野田城主の菅沼定村の活躍です。菅沼定村はこの戦いで勇敢に戦いましたが、最終的には討死を遂げました。彼の墓は現在も地域に残されており、この戦いの激しさを今に伝えています。


戦いの初期段階では、阿知波氏と奥平氏の連合軍が今川方の三将を討ち取るという戦果を上げましたが、最終的には今川方の大軍に押され、阿知波氏は敗北を喫しました。
歴史的意義


雨山合戦は、織田と今川という二大勢力の境目に位置する三河国の複雑な政治状況を象徴する出来事でした。この地域の小豪族たちは、生き残りをかけて常に大勢力との関係を見極める必要があり、雨山合戦はその一例として歴史に記録されています。
この戦いから数年後の1560年、今川義元は桶狭間の戦いで織田信長に敗れ、三河国の情勢は大きく変化します。若き日の徳川家康(当時は松平元康)も今川氏から独立し、やがて天下統一への道を歩み始めることになります。
天使の森へ – 登山とハイキングの楽しみ方


雨山エリアの魅力は、ダムと城址だけではありません。
この地域は「天使の森」と呼ばれる自然豊かな登山・ハイキングエリアとしても知られています。
三河湾を一望できる山頂は、360度の大パノラマが広がります。
広角レンズがあると、壮大な景色を収めることができます。
雨山山(あめやまやま)と天使の森プロジェクト
標高549mの雨山山は、2010年から「天使の森」プロジェクトが進行している山です。このプロジェクトは、人工林を自然の生態系に戻すことを目的とし、自然と人の在り方という原点から森林の再生、里山の暮らし、地域循環型産業を考え、その実現を目指しています。
岡崎市雨山町・東河原町の13.5haが奥山のモデル地として岡崎市財産区より借り受けられており、矢作川・乙川の水源地の一つであるこの地域の環境保全に取り組んでいます。
雨山歩きコース





雨山ダムの駐車場には「雨山歩きマップ」が置いてありました。
岡崎市観光協会が推奨する「雨山歩きコース」は、雨山合戦にまつわる場所をめぐり、尾根伝いに天使の森に向かうコースです。このコースの最大の魅力は、天使の森山頂から三河湾を一望できる壮大な眺望です。
コースの特徴:
- 出発点: 雨山ダム駐車場
- 主要ポイント: 雨山城址 → 天使の森(雨山山山頂)
- 所要時間: 往復約3〜4時間(休憩時間を含む)
- 難易度: 中級(一部急な登りあり)





気軽に普通の格好で山に入りましたが、たどり着くことはできませんでした・・・。
トレッキングシューズを履くなど、しっかりとした準備が必要です。
- 雨山ダムの堤体を渡る スタート地点から、まず雨山ダムの堤体を渡ります。ダム湖の水面を眺めながら歩くこの区間は、爽快感があります。
- 林道沿いの沢のせせらぎ ダムを渡ると、林道沿いに沢が流れています。せせらぎの音に癒されながら、森の中を進んでいきます。森林浴効果も抜群で、マイナスイオンをたっぷり浴びることができます。
- 雨山城址での歴史体験 城址に到着すると、案内板や石碑が設置されています。ここで少し休憩を取りながら、戦国時代の歴史に思いを馳せるのがおすすめです。
- 風越峠を抜けて西山(西蔵)へ 雨山城址から尾根伝いに進むと、風越峠に到着します。ここからさらに進むと西山(西蔵)に至り、運が良ければ山頂から富士山の頭が見えることもあります。
- 天使の森山頂での絶景 最終目的地の天使の森(雨山山山頂)に到着すると、そこには予想を裏切る大パノラマが広がっています。三河湾を一望でき、晴れた日には渥美半島や知多半島まで見渡すことができます。標高549mからの眺望は、登ってきた疲れを一気に吹き飛ばしてくれる素晴らしさです。
ミツマタ群生地の魅力


雨山山の中腹には、近年整備されたミツマタ群生地があります。ミツマタは春先(3月〜4月)に黄色い小さな花を咲かせる植物で、和紙の原料としても知られています。
群生地までは案内板が設置されており、道も整備されているため、比較的容易にアクセスできます。春のシーズンには、一面に広がるミツマタの黄色い花が山肌を覆い、幻想的な風景を作り出します。この時期に訪れる登山者も多く、写真撮影スポットとしても人気があります。
登山の準備と注意点
雨山山への登山は中級レベルですが、以下の点に注意して準備をしましょう。
服装と装備:
- トレッキングシューズまたは登山靴(滑りにくいソールのもの)
- 動きやすい服装(長袖・長ズボン推奨)
- 帽子、サングラス
- レインウェア(天候の急変に備えて)
- バックパック
- 地図またはスマートフォンの地図アプリ
持ち物:
- 飲料水(1リットル以上推奨)
- 軽食・行動食(おにぎり、チョコレート、ナッツなど)
- タオル
- 救急セット
- 携帯電話(緊急連絡用)
- 虫除けスプレー(夏季)
- 天候が悪い日や悪化が予想される日は登山を控えましょう
- 一人での登山は避け、できれば複数人で行動しましょう
- 登山計画を家族や友人に伝えておきましょう
- ゴミは必ず持ち帰りましょう
- 野生動物に遭遇しても餌を与えたり近づいたりしないようにしましょう
- 火気の使用は指定された場所のみ
四季折々の楽しみ方
春(3月〜5月) ミツマタの花が見頃を迎え、新緑が美しい季節です。気温も穏やかで登山に最適な時期です。桜の開花時期には、周辺の山々がピンクに染まる景色も楽しめます。
夏(6月〜8月) 深緑に包まれた森の中を歩くことができます。気温が高いため、早朝や夕方の涼しい時間帯の登山がおすすめです。水分補給をこまめに行いましょう。沢のせせらぎが特に心地よく感じられる季節です。
秋(9月〜11月) 紅葉シーズンには、山全体が赤や黄色に色づき、絶景を楽しむことができます。気温も登山に適しており、空気が澄んでいるため遠くまで見渡せます。天使の森山頂からの眺望も、この時期が最も美しいとされています。
冬(12月〜2月) 落葉樹が葉を落とし、見通しが良くなります。雪が積もることは少ないですが、寒さ対策は必要です。冬の静寂に包まれた森は、また違った趣があります。
アクセス情報と観光のポイント


雨山ダムへのアクセス
車でのアクセス:
- 名古屋方面から: 東名高速道路または新東名高速道路「岡崎東IC」から約17km、車で約30分
- 豊橋方面から: 国道1号線から県道を経由して約45分
- 豊川方面から: 国道155号線を東方向に約12km
駐車場情報: 雨山ダム公衆トイレ前に無料駐車場があります。駐車可能台数は約10台程度で、週末や登山シーズンには混雑することがあります。早めの到着をおすすめします。
公共交通機関でのアクセス: 公共交通機関でのアクセスは困難なため、車での訪問が推奨されます。最寄りのJR東海道本線「岡崎駅」や名鉄名古屋本線「東岡崎駅」からはかなり距離があり、バス路線も限られています。
訪問のベストシーズン
雨山ダムと雨山城址、そして天使の森は年間を通じて訪れることができますが、特におすすめの時期は以下の通りです。
3月下旬〜4月中旬(春) ミツマタの花が見頃を迎え、新緑も美しい時期です。気温も穏やかで、登山に最適です。
10月中旬〜11月下旬(秋) 紅葉が美しく、空気が澄んでいるため遠くまで見渡せます。天使の森山頂からの眺望が最も美しい時期です。
- 真夏の日中(7月〜8月):熱中症のリスクが高まります
- 台風シーズン(9月):天候が不安定です
- 冬季(11月下旬~3月下旬):トイレが使用できません
観光のモデルコース
- 雨山ダム見学(30分)
- 雨山城址訪問(往復1時間)
- ダム周辺散策(30分)
- 雨山ダム見学(30分)
- 雨山城址経由で天使の森登山(往復4〜5時間)
- ダム湖畔でランチ・休憩(1時間)
- 周辺の自然観察(1時間)
周辺の飲食・休憩施設
雨山ダム周辺には飲食店や売店がないため、食事や飲み物は事前に準備しておく必要があります。
ミニストップ 岡崎牧平町店
最寄りのコンビニですが雨山ダムとは車で20分ほどの距離があります。
安全に楽しむための注意事項
- 登山届の提出 本格的な登山を行う場合は、家族や友人に行き先と帰宅予定時刻を伝えておきましょう。
- 携帯電話の電波状況 山中では電波が弱い場所もあります。緊急時に備えて、予め家族に連絡しておきましょう。
- 野生動物への対応 イノシシや鹿などの野生動物が生息しています。遭遇しても慌てず、静かに距離を取りましょう。
- ダムの立入禁止区域 ダム管理上、立入禁止の区域があります。案内表示に従って行動しましょう。
- 夏季の熱中症対策 こまめな水分補給と休憩を心がけ、帽子を着用しましょう。
- 冬季の寒さ対策 標高が上がると気温が下がります。防寒着を持参しましょう。
周辺の観光スポットと岡崎市の魅力
雨山ダムと雨山城址の観光をさらに充実させるため、周辺の観光スポットもご紹介します。
岡崎市の主要観光スポット
岡崎城公園 徳川家康の生誕地として知られる岡崎城は、岡崎市を代表する観光スポットです。雨山エリアから車で約40分の距離にあり、天守閣からは岡崎市街地を一望できます。城内には家康公の生涯を紹介する展示があり、歴史好きには必見のスポットです。
八丁味噌の郷 岡崎市は八丁味噌の発祥地としても有名です。市内には味噌蔵見学ができる施設があり、伝統的な味噌造りの工程を学ぶことができます。見学の後は、八丁味噌を使った料理も味わえます。
奥殿陣屋 江戸時代の陣屋を復元した施設で、美しい庭園が魅力です。四季折々の花が楽しめ、特に春の桜と秋の紅葉が見事です。


自然を楽しむ周辺スポット
くらがり渓谷 雨山エリアから車で約30分の場所にある渓谷で、透明度の高い川と緑豊かな森林が魅力です。夏には川遊びやバーベキューも楽しめます。
鳥川ホタルの里 6月頃にはゲンジボタルが舞う幻想的な景色を楽しめます。ホタルの生態について学べる施設もあります。


地域の食文化
岡崎市を訪れたら、ぜひ地元の食文化も楽しみましょう。
八丁味噌料理 味噌煮込みうどん、味噌カツ、味噌おでんなど、八丁味噌を使った料理は岡崎の名物です。独特のコクと深い味わいが特徴です。
矢作川の鮎 矢作川で獲れる鮎は、身が締まっていて美味しいと評判です。夏のシーズンには、地元の料理店で鮎料理を味わうことができます。
岡崎おうはん 岡崎市で開発された地鶏で、肉質が柔らかく旨味が強いのが特徴です。焼き鳥や親子丼などで提供されています。


宿泊施設
雨山エリア周辺には宿泊施設が少ないため、岡崎市街地や豊川市の宿泊施設を利用するのがおすすめです。
岡崎市街地のホテル 東岡崎駅や岡崎駅周辺にはビジネスホテルやシティホテルが充実しています。翌日の観光に便利な立地です。


まとめ:歴史と自然が織りなす雨山エリアの魅力
雨山ダムと雨山城址、そして天使の森を中心とする雨山エリアは、現代の土木技術、戦国時代の歴史ロマン、そして豊かな自然が見事に調和した、知る人ぞ知る観光スポットです。
雨山ダムは、地域の生活を支える重要なインフラでありながら、緑豊かな自然に囲まれた癒しの空間を提供しています。ダムの堤体から眺める三和湖の静かな水面は、日常の喧騒を忘れさせてくれます。
天使の森(雨山山)への登山は、適度な運動と美しい自然、そして山頂からの絶景という三拍子揃った体験を提供してくれます。特に春のミツマタ群生地や秋の紅葉は、何度訪れても飽きることのない美しさです。
雨山城址では、約460年前に繰り広げられた「雨山合戦」の歴史に思いを馳せることができます。織田と今川という二大勢力の狭間で、地域の武将たちがどのように生き、戦ったのか。そんな歴史の息吹を感じることができる貴重な場所です。
都会の喧騒から離れて、歴史と自然に触れたい方、アウトドアと文化遺産の両方を楽しみたい方、そして静かな環境で心を癒したい方に、雨山エリアは最適な観光地です。
愛知県岡崎市という徳川家康ゆかりの地の奥深くに位置するこのエリアは、メジャーな観光地にはない、落ち着いた雰囲気と発見の喜びを与えてくれます。
次の休日、少し足を伸ばして雨山エリアを訪れてみてはいかがでしょうか。雨山ダムの静かな水面、雨山城址で感じる歴史の重み、天使の森山頂からの絶景が、きっとあなたの心に残る思い出となるはずです。
- 住所:〒444-3603 愛知県岡崎市雨山町
- アクセス:新東名高速道路「岡崎東IC」より約17km
- 駐車場:あり(無料)
- 開放時間:年中無人公開
- 問い合わせ:岡崎市観光協会
皆様の雨山エリア訪問が、素晴らしい体験となることを願っています。安全に気をつけて、歴史と自然の旅をお楽しみください。


